「善循環の輪」第160号より
2009年10月7日

EMをきのこ栽培に活用するには

質問要約


Q1.きのこ栽培にEMを活用すると、 菌同士がバッティングし、 うまくいかないのではないかと考えますが、 きのこ菌とEMの相性はどうなのでしょうか。

Q2.菌床づくりにオガ粉と栄養体を混ぜてぼかしたものを使えば良いと聞きましたが、 有効な作り方を教えて下さい。

比嘉先生からのコメント


A1.EMを構成する乳酸菌・酵母・光合成細菌など微生物は、 微細なバクテリアです。 きのこ菌は、 これに比べれば巨大な大木です。 大きさや効能も全く違いますので、 バッティングや競合することはありませんし、 EMはきのこ菌に良い効果を与えます。

A2.オガ粉の主成分はセルロースです。 EMはセルロースをデンプンや糖に変えますので、 きのこの栄養分になります。 きのこの菌床を有効的に作るには、 新しい菌床にEM活性液を入れ、 古い菌床を混ぜます。 こうすると、古い菌床を廃棄しないですみますし、 発酵期間も少なくてすみます。 また、シイタケ栽培で使用するホダ木に5000倍のスーパーセラCを加えた1000倍のEM活性液を水代わりに使用しますと、 10年間は収穫できます。

森家のホダ木にも早速試してみます。