小森昭人先生の漬物教室

小森昭人先生の漬物教室

文責・森 時男

漬物の漬け方

(1)漬け方の三大条件

1.          2.         3.

(2)器具:容器 押しぶた 重石 はかり

※ 上記の器具は基本的なものですが、家庭にある色々な容器、器具を利用して簡単に漬ける事ができますので考えてみましょう。

(3)漬物の置き場所

高菜漬けや奈良漬けなど大量につける場合は、屋敷内で最も涼しく、直射日光に当たらない所(冷暗所)に保存しましょう。少量の場合は冷蔵庫の野菜室などを利用することもできます。

レシピ

(1)一夜漬け(浅漬)

材料

ダイコン葉 高菜 カラシ菜 カツオ菜 など
塩(材料の3〜4%)

〔作り方〕

@材料はきれいに洗い、水気を切る。
A重量を計り、その重さの3〜4%の食塩を準備する。
Bまな板の上に材料をおき、塩を少しふりかけ、軽く押しもみする。
C残った塩をふりかけながら、容器に漬け込む。好みでトウガラシを適量入れる。
D材料の1.5〜2倍の重石をする。

〔食べ頃〕

水が上がって2〜3日目が食べ頃。少量ずつ度々漬けたが美味しい。
3日目過ぎたらポリ袋やタッパーに入れ冷蔵庫で保存する。冷凍庫に入れると長期保存できます。

(2)5分漬け

材料

切り干し大根 こんぶ とうがらし
調味液:A(淡口醤油 450t 濃口醤油 90t 砂糖(キザラ)400g)
    酢 140t みりん 180t 塩 20g

〔作り方〕

@切り干し大根を水またはぬるま湯できれいに洗い、水気を絞り重さを計る。
A鍋に調味液Aを入れ、沸騰直前まで煮る。煮立ったらすぐ火を止め、鍋ごと冷まして荒熱をとる。
 ※調味液の分量は絞った切り干し大根1キロ分。
B@を食品用のポリ袋に入れ、Aと昆布、トウガラシを入れ、良くかき混ぜる。

〔食べ頃〕

3〜4日後ごろより食する。冷蔵庫で保存する。

(3)ハーモニー漬け

材料

大根 カブ 人参 きゅうり ハヤトウリ キャベツ りんご 柿など
調味液(材料総量が1キロの場合):塩2〜3%(20〜30g)
 酢3%(30t) 砂糖7〜8%(70〜80g)
かくし味(      )少々

〔作り方〕

@材料はよく洗い水気をとり、1口サイズに切る。大根、人参、ハヤトウリなど皮の硬いものは皮をむく。
A@の材料を食品用ポリ袋に入れ、合わせた調味液を加え、袋をしばり、時々振ってやると早く水があがり、味もなじんでくる。

〔食べ頃〕

水があがれば一晩で食べられる。洗わずそのまま食する。冷蔵庫で保存する。人参嫌いの子どもにも大人気。

(4)即席ベッタラ風漬け(3:3:7拍子漬け)

材料

大根 カブ 人参 胡瓜 など
調味液(材料総量が1キロの場合):塩2〜3%(20〜30g)
酢3%(30t) 砂糖7〜8%(70〜80g)
かくし味(      )少々

〔作り方〕

@材料はきれいに洗い、皮をむいて、2〜4つ割りにし、食品用ポリ袋に入れる。
A調味液を合わせ、@に入れ、ポリ袋をしばり、時々振る。

〔食べ頃〕

2〜3日後より食する。そのまま食べるので材料はきれいに洗っておくこと。
冷蔵庫で保存。一度に沢山漬けないこと。
近々にすること
・第2回漬物教室は2012年11月14日(水)13時30分より
・好評受付中。